秋に高麗芝を張ると高い確率で失敗するかも!ホームセンターの芝生を買ってみた。
目次
戸建てにお住まいの方なら「DIYで芝生を張ってみたい」という方も多いのではないでしょうか。
痛んだ芝生を部分的に張り替えてみたいこともあるでしょう。
この記事では、
秋に高麗芝(姫高麗)を自分で張った経験談(失敗談)を書いております。
ホームセンターの芝生を秋に買ってみたが・・・
ホームセンターの高麗芝。
シーズン最初の入荷時期は例年3月中旬ごろのようです。
(地域や気候変動により多少前後すると思います)
おそらく段ボールに詰められてトラックで各ホームセンターに配送されてます。
鹿児島とか宮崎で生産された芝生ならより良いイメージありますが、
もしかすると中国産かもしれない。
まぁ、ちゃんと育つならどこ産でもお得な方が良い。
たいてい10枚単位(1㎡)で重ねられ、ビニールひもで縛られてます。
どちらも在庫が切れたら再入荷されるイメージ。
すぐに売れて在庫が切れればいいのですが、下手すると数週間売れ残ってたりします。
この数週間放置された芝生を買ってはいけない。(買った経験があるので書いてます。)
管理状況はお世辞にも良いとは言えない。
日光がまともに当たってるのは一番上の一枚だけ。
毎日水やりしてるかどうかは分からないけど、水かけたところで下の芝生までいきとどかない。
その辺を考慮してか縦向きに並べるお店もあるようです。
縦向きなら水は入っていくでしょう。
まぁ、水やりしなくても3月頃ならすぐに枯れることはないかな。
しかし4月過ぎてくると日中の気温も上昇してくるし、乾燥も心配。
パサパサになったらもうだめかもしれない。
売り切れて再入荷を待つのが得策。
入荷されたらすぐに購入したほうがいいです。
そのタイミングを逃してはいけない。
しつこくお店に足を運ぶことです。
ちなみに店員は適当な回答をすることがあります。
「芝生ですか?3月の終わり頃か4月上旬になります。」
結果、3月中旬に入ってきました。
入荷直後に買いそびれて、日数経てばそれだけ痛んでしまう。
入荷直後に買うことが超重要!
買いそびれたら次回の再入荷まで待った方がいいと思う。
とくに近年は5月を過ぎると日中の気温は結構上昇します。
耐暑性に優れる高麗芝も蒸されるような環境だと確実にダメージあるでしょう。
記事の冒頭にも書きましたが、秋(9月頃)に売れ残り感ある高麗芝(姫高麗)を買ったことがあります。
その時は本気で、あわよくば一面緑の芝生になることを期待しておりました。
うまくやれば育つだろうと。(この考えが間違いでした)
9月に購入した高麗芝(姫高麗)は緑の芽がほとんど残ってないです。
ぱさぱさに乾燥してました。
夏の日差しで痛んだ姫高麗。なぜその時期にそんな芝生を買ったのか・・・。
たぶん焦っていたんだと思う。
出来るだけ早く美しい芝生にしたい。
この芝生を買わなければ、今年はもう入荷されない。
付け加えると、在庫処分特価みたいな安さに飛びついてしまったのです。
そんなわけで購入後、すぐに適当に整地してその芝を置いて目土をかけました。
(買う前に整地しとけって話です。)
そして数週間後。
雑草が増えました・・・。
なぜかカタバミが激増。今までカタバミ見なかったのにどこから来た?
クローバー(シロツメクサ)ならまだ可愛いのですが、よりによってカタバミ。
やばいです。
カタバミの葉で10円玉をゴシゴシしたらピカピカになるとか、
カタバミは戦国時代から縁起が良い植物であるとか、
そんなことはどうでもいい。
カタバミはやばい。
それ以降、方角関係なく家の外周あちこちではびこってます。
根っこから引き抜いても引き抜いても、しばらくすると別の場所で小さなやつが増えてます。
カタバミの完全駆除はもう無理(>_<)
除草剤は使いたくないので気になるところだけ抜くようにしてます。
ちなみにこの道具が役に立ってます👇
カタバミの根っこがギザギザに絡まってくれるので、本当にカタバミなどの雑草を抜きやすい。
左手でカタバミを掴みながら、右手で刃先を根元深くにざっくり差し込むイメージ。
除草作業に大活躍です!
秋から冬は根付かない!
9月に張った高麗芝(姫高麗)は根付くことなく、雑草に完敗。
野球に例えるなら、
姫高麗0-10雑草チーム(5回コールド)
なぜこうなったのか。
夏頃までは生育が盛んな芝生も寒くなってくると休眠期に入ります。
休眠期に入ると根付くことはないです。
根付かない状態で9月から春まで約半年間。もちこたえるわけがないですよね。
「秋の芝張りは冬よりも難しい」と言う話があるぐらい秋は難しい。
実際にやって失敗して、秋の芝張りは本当に難易度高いと思いました。
秋の芝張りはやめたほうがいいですよ!
無駄な手間&無駄な出費は避けたいですよね。
生育シーズンになるとめっちゃ活躍!電気を使わないので経済的に助かってます👇
雑草が増えた原因とコガネムシの幼虫による被害。
根付かない芝生は枯れます。
枯れた部分の土を掘り返したら、コガネムシの幼虫をたびたび見かけるようになりました。
どうやら枯れた芝生の根っこはコガネムシの幼虫にとってはデリシャス(美味しい)みたい。
芝生が元気なら雑草と良い勝負ができたかもしれません。
しかし雑草に完敗するような芝生ですとコガネムシの幼虫に食害されます。
使用する目土にも気を付けた方がいいです。
雑草の種子が入ってるようなものは論外。
目土を使うなら、
✅川砂
✅山砂
✅土木用の砂(海砂以外)
海砂のように塩分が含まれる砂は避けたいですが、
少しくらい混ざっていても雨で次第に流れていくと思います。
腐葉土のように栄養がある土は雑草を元気づけてしまうので注意。
コガネムシの幼虫も住み心地が良さそうです。
芝張りは3月下旬から4月ぐらいがベスト!?
ここまで高麗芝を秋に張るのはNGであることが分かりました。
いつなら良いのか?
芝張り(高麗芝)は3月下旬ぐらいから4月がベストだと思います。
この時期がもっとも生育が盛んってわけではなく、盛んになる直前って感じなんですね。
盛んなのは5月。ぎゅーんと生育して根づいてくるイメージ。
6月は暑さで苗が痛みやすいのと少し遅いかなって思います。
張るなら春です!
生育期なのに芝生の色が良くないと感じたら液体肥料を使ってます👇
どうしても秋に張りたい時は西洋芝を検討
秋に高麗芝を張るのはやめた方がいいと書きました。
それでも秋に身体がムズムズするぐらい緑の芝生を求めたい時ってあると思います。
そんな時は西洋芝(寒地型)にするという手もあります。
西洋芝の場合、張るのではなくタネを撒くのが一般的。
ただし西洋芝のデメリットとして、
ムラができやすい。
撒いたタネを鳥に食べられる。
発芽率があまり良くない。
暑さに弱い(寒地型の場合)。
しっかり管理し続ければ、高麗芝では得られないめちゃ美しい芝生になることはいうまでもありません。
芝張りや芝の管理はダイエットになる!
DIYの秋の芝張りは失敗しましたが、すべてが無駄だったわけではないと思います。
失敗したことで学ぶことがあります。経験値の上昇です。
それに業者に頼んでない分、最低限の費用で済みました。
芝生をはじめると、いい運動になります。
土がついた芝生は意外と重いし、目土なんかも大量に運ぶ必要があります。
雑草を抜いたり整地する作業は体力を消耗します。
芝生でダイエット!
それはともかく、自分の家の庭ぐらい自分で楽しみたいですよね!
まとめ
秋に高麗芝を張ると、雑草に負けて高い確率で失敗します。
弱った根っこはコガネムシの幼虫に食べられやすいです。
無駄な労力と出費になるので、秋に張るのはおススメしません!
高麗芝を張るなら3月~5月ぐらい。
ホームセンターで買うなら入荷直後を狙いましょう。
秋以降に緑の芝生を求めるなら、西洋芝を検討です!