スマホで参拝!それでいいのかネット墓。
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今年も猛暑の中お墓参りに行ってきました。
先祖代々続けてきたであろう風習なので、
私自身はもちろんのこと、自分の子にも引き継がせたい思いはあります。
一方で考えさせられることもありますので、
この記事を書いてみました。
何らかのお役に立てれば幸いです。
「増える高齢者」と「足りない墓地」
お墓参りに行くといつも思うこと。それは、
お墓って本当に必要なの?
お寺や墓石屋さんが儲けるためにあるんじゃないの?
こういう余計なことも考えてしまうんですよね。
(ご先祖様への感謝の気持ちはもちろんあります。)
とくに近年、高齢者が増えてることもあって「墓ビジネス」の新しい形が生まれてきてます。
なんともまぁ「いやらしいビジネス」ですわ(*´Д`)
とはいうものの、遺骨をどこに置くのか?という問題が。
自宅の庭などに勝手にお墓を造って埋めるのは法律で禁止されてますし、
山や海へ撒くことはできません。死体遺棄の罪に問われそうです(笑)
そこで、
永大供養墓や機械式納骨堂などが増えてきてます。
独身の方やお墓の後継ぎがいない方、大都市にお住まいの方を中心に需要があるようです。
永大供養墓は最初に必要な料金を払っておけば、基本的に追加料金を払うことはない模様。
しかし、遺骨の安置に期限を設けているところが多く、33回忌までとしているお寺が多いようですね。
機械式納骨堂は地価の高い大都市にあることが多いので、
それなりに維持管理費がかかりますが、
自宅から比較的交通アクセスの良い場所に置けるという「利便性の良さ」が最大のポイント。
機械式納骨堂はビルのような建築物です。
数十年後にはリフォームや建て直しが必要になることを考えると、
維持管理費が上昇したりして(;´・ω・)
決して安い買い物ではないのかもしれません。
マンションかよ。
お墓がないなら、手元供養がオススメ?!
遺骨を必ず埋葬しなければならないという法律はないようです。
「先祖代々のお墓がない」「お墓を閉めたい」「納骨堂もやだ」
そんな方には、手元供養が一番良い方法なのではないでしょうか?
もちろん自分で勝手に「手元供養にしよう」と決めてしまうのはNG。
親族と十分な話し合いをしておかないと、トラブルの元。
もし手元供養品を持ってる方が亡くなった場合、誰が管理するのかも考えておく必要があります。
とはいうものの、やはり費用の面で有利。
自宅で管理できるから当然。
賃貸住宅などで本格的な仏壇を置けない場合は、
「ミニ仏壇」「コンパクト仏壇」を使えば大丈夫。
近年は種類も増えてきて、
和室洋室問わず、好みに合った形や大きさやデザインを選べます。
壁掛けタイプもあるようですよ。
ネット墓が急増中?!
さらに簡易的といえる「ネット墓」。
PCやスマホの画面にお墓が現れて、それを参拝するというもの。
画面上でお花を献花したりご焼香などが出来るそうです。
ちょっとびっくりです(笑)
そこには先祖の思いや、信仰心など何も無いような。
まぁ、本人の気持ち次第かもしれません(^-^;
まとめ
便利なので、今後も需要が伸びていきそうなネット墓やネット参拝。
でもそれをするんだったら、
自宅のPCの壁紙をお墓の画像にして、手を合わせれば済むやん。
「便利だから」といって、
ご先祖様が建てたお墓を閉めて、祖父母や両親の思いをないがしろにするのはどうなんでしょう?
私は先祖が建てたお墓や昔から預けてる納骨堂に、実際にお参りに行きたいなって思います。
とはいうものの、
変化していく時代にも理解が必要かもしれませんね(;^ω^)