直訳すると「田舎の昇降機」カントリーエレベーターって何?
目次
カントリーエレベーターで何をしてるのか?
佐賀平野などの田園風景が広がるところへ行くと、時々みかける大きな建造物。なんか大きな筒みたいなのが連なってる、あれ。
それがカントリーエレベーター。
カントリーエレベーターって何をするところなの?あの筒(サイロ)の中はどうなってるの?ってもし問われたら、ちょっと自信もって答えることができない私。
「え?こ、コメが入ってんじゃないの」「たぶんコメか麦の倉庫。」程度の適当な回答しかできません(汗)
ちょっと調べてみました。
☟農林水産省のホームページにも説明がありました!
お米のカントリーエレベーターとはどのようなものですか?by小学生
☟そしてキッズ向けにこんなのがありました!めちゃ分かりやすいですよ!
どうやらキーワードは、「乾燥」「貯蔵」「脱穀」
そしてエレベーターといっても、決してこんなのではなく・・・。
こういうものでもありませんでした。
カントリーエレベーターは大型倉庫ですが、工場みたいな要素もありますね。
なぜエレベーターという名称がついてるのか?
カントリーエレベーター内には、籾や玄米を運ぶためにバケットエレベーターという、いわばバケットが稼働してます。名称はそこから来てるわけです。
サイロの中は籾が入ってまして、円柱の下の方は円錐型になってます。尖った鉛筆を下に向けたような感じ。(外観では分かりません)
もしサイロが四角だったら角の方に籾が残ってしまう可能性があります。籾を一つ残らずスムーズに落とすには円錐型が理想なんですね。
※籾(もみ)とは籾殻が付いた状態のお米の事です。
籾殻はどうやって取り除いているのか?
籾殻は籾擦機(もみすりき)という機械で取り除いています。
今日もひたすら籾摺中🌾
— (農)グリーン法人中野 (@gnakano0707) October 11, 2020
ライスセンターが稼働して約半月。籾摺した数量は1,500袋を越えました✨#農業 #ライスセンター #新米 #籾摺 pic.twitter.com/NfNwHk9lWT
ちゃんと袋詰めまでしてくれるんですね(*´▽`*)
まとめ
①農家からカントリーエレベーターに籾が運ばれる。
②カントリーエレベータ内で籾の重量が計られ、大型乾燥機にかけられる。
③乾燥した籾はサイロの中で適切に温度管理され貯蔵。
④出荷される分だけ籾擦り機により籾殻が取り除かれ、玄米として出荷される。
⑤カントリーエレベーターで袋詰めされた玄米は、全国各地へ運搬されます。
お米だけでなく、麦や大豆等も貯蔵されることが多いみたい。(地域によって様々)