ジャイアンのせりふ「ギタギタにしてやる」とは?
ドラえもんのアニメを観てると、
ジャイアンがのび太を「ギタギタのメロメロにしてやる。」「ボロボロのギッタンギッタンにしてやる。」
みたいなセリフを吐くことがあります。
暴力的な表現であることは誰にでも分かるのですが、
この「ギタギタ」「ギッタンギッタン」の由来について調べ観てましたよ(^^♪
ジャイアンはいつ頃から言い出した?
「ギタギタにしてやる。」は、ジャイアン名言集によると23巻で初めて使ったと思われます。
その時はのび太に対して「ギタギタのメロメロのボロボロにしてやる。」と言ったそうな。
このようにジャイアンが発言する暴力的なカタカナのセリフの事を、
「暴力カタカナ表現」というらしい。
てんとう虫コミックスドラえもん21巻の発売は1981年4月25日なので、
コロコロコミックに掲載されたのはそのもう少し前ですよね。
近年のアニメドラえもんを観てると、「ギッタンギッタン・・・」と少し変化してるように思えます。
「ギタギタ」の意味
「ぎたぎた」を調べてみたのですが、日本国語大辞典によると
① 油ぎっていて、べたつくさまを表わす語。
② 落ち着かないで、さわぎたてるさまを表わす語。
なんだそうです。
どちらも暴力的な意味はありませんよね。
さらによく調べてみると、
「きだきだ」という言葉があることが分かりました。
「段段」は「だんだん」と読みたくなりますが、他にも「きだきだ」とも読めるそうです。
意味は、
物を細かく切り刻むさま。ずたずた。
とあります。
お!暴力的表現に使えそうだ。
推測にはなりますが、この「きだきだ」が「ぎたぎた」になって、
さらに変異し「ぎったんぎったん」という表現になったのではないでしょうか。
まとめ
「ギタギタにしてやる。」「ギッタンギッタンにしてやる。」
などのジャイアンの暴力的カタカナ表現ですが、
おそらく「きだきだ」からきてるものだと思います。
ジャイアンのセリフってなかなか興味深いですね!