MGCで東京オリンピックに内定した選手の「実績」をみて分かったこと。
目次
MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)が2019年9月15日(日)に行われました。
テレビで観ていたのですが、すっごい盛り上がりでしたね!!
男女とも最後まで目が離せない展開だったので、最高に楽しめました。
そのMGCの結果により、上位2位の選手が2020年の東京オリンピックに内定しました。
(3位でも可能性は高い記事☞2位までがオリンピックに内定するMGC。じつは3位以内を狙ってる選手が多い?)
その内定をゲットした男女各2人の選手は、
近年どのようなマラソンの実績を上げていたのでしょうか?
次回以降のMGCを予想するうえでも、そこは抑えておきたいですよね!?
(MGCって4年おきにあるのかな?)
まずは男子から見ていきましょう。(Wikipediaから引用させていただいております。)
MGC1位「中村匠吾」選手
- 2018年3月の第73回びわ湖毎日マラソンへ初マラソンに挑戦。気温15~20度と季節外れな高温の悪条件だったが、27km付近まで先頭集団についていった。その後優勝争いから後退するも、レース終盤から追い上げる。37Km過ぎで日本人暫定首位ながら極端にペースダウンした窪田忍(トヨタ自動車)を追い越し、38Km付近で並走していた今井正人(トヨタ自動車九州)を突き放す。結果総合7位ながらも日本人ではトップと成り、ゴールタイムは2時間10分51秒と、辛うじてマラソングランドチャンピオンシップ(2020年東京オリンピック男子マラソン選考会)の出場権を獲得した。
- 2018年9月のベルリンマラソン(ドイツ)へ2度目のフルに挑戦。同大会で2時間1分39秒の世界新記録で優勝した、エリウド・キプチョゲ(ケニア)の超ハイペースには号砲直後からついていかず、15分丁度前後のイーブンペースを維持。30Km以降はペースダウンしたものの、ゴールタイムは2時間8分16秒と自己記録を2分35秒更新、日本男子トップの4位に入った。
簡潔にまとめました。
2018年びわ湖毎日マラソンで日本人1位(総合7位)。
2018年ベルリンマラソンでも日本人1位(総合4位)。
ビッグレースで、日本人トップを2回も達成!!
MGC1位になるのも納得の結果といえそうです。
それにしても世界記録が遠すぎる(>_<)
MGC2位「服部 勇馬」選手
2018年12月2日に行われた福岡国際マラソンにおいて、2時間7分27秒の好記録で2004年大会の尾方剛以来、14年ぶりとなる日本人選手優勝を果たした。
2018年の福岡国際マラソンで優勝したんですね!!
それにしても、14年ぶりの日本人優勝ってのも嬉しいですね(^^♪
続いて女子。
MGC1位「前田穂南」選手
2017年8月27日の北海道マラソンに国内招待選手として出場。27km付近で野上恵子(十八銀行)が飛び出し、1度は離されたが、その後も冷静にレースを進め33km過ぎで追いつき逆転し2時間28分48秒で優勝した。その結果、マラソングランドチャンピオンシップ(2020年東京オリンピック・女子マラソン選考会)の出場権を獲得した。
2018年1月28日の大阪国際女子マラソンに国内招待選手として出場。序盤から先頭集団でレースを進め、ハーフを過ぎた頃に当時の現役最速タイムを持つ安藤友香(当時:スズキ浜松AC)、大阪薫英女学院高校1学年先輩の松田瑞生(ダイハツ)と前田穂南の3選手が残り、日本人女子3選手の三つ巴となった。25km付近で前田穂南が仕掛け、ペースメーカーの前に1人で飛び出し独走態勢となるが、後方から様子を窺っていた松田瑞生も26kmからペースメーカーの前に出て前田穂南を追い始めた。安藤友香は松田瑞生についていけずスローダウンし、レース後半は松田瑞生との大阪薫英女学院高校の先輩後輩対決となった。前田穂南は必死に逃げたが松田瑞生に徐々に距離を詰められてしまい30km過ぎで追い抜かれ、その強烈なロングスパートについていけず結果2位となった。しかし、後半も大きくペースダウンする事なく2時間23分48秒でゴールし自身の記録を5分短縮し自己ベストを更新した。
2018年9月16日、ベルリンマラソンに出場。スタート直後からハイペースの松田瑞生にはつかず5kmごとのラップ16分台で天満屋所属の小原怜と並走していた。中間点を1時間11分24秒で通過後に小原が遅れたが、前田は自己記録を更新するペースで走り続け、25km手前で日本人トップを走っていた松田瑞生に追いついた。ところがレース後半でスローダウンしてしまい松田に逆転され、結果は2時間25分23秒の総合7位日本人2位と、同年1月の大阪国際に続いて日本女子トップの松田瑞生に敗れる事となった。
2019年3月3日、東京マラソンに出場。練習を順調にこなし2時間21分を目標に掲げていたが、当日は雨で気温が低く、スタートして15kmで足が動かなくなり徐々に失速し始めた。優勝したルティ・アガ(エチオピア)には10分以上離されたが、30km地点で42秒差あった清田真央(スズキ浜松AC)をとらえ総合12位日本人2位でゴールしたが、寒さに震えていたという。
簡潔にまとめました。
2017年北海道マラソンで優勝。
2018年大阪国際女子マラソンで2位。
2018年ベルリンマラソンで日本人2位(総合7位)
2019年東京マラソンで日本人2位(総合12位)
MGC2位「鈴木亜由子」選手
2018年、8月26日の北海道マラソン・女子の部にて生涯初となるフルマラソンに挑戦。レースは後半勝負と決めて待機策を取り、32km過ぎで先行していた谷本観月(天満屋)を抜き去ってからは独走となり、最終的には2時間28分32秒で1位入着し、初マラソン初優勝を飾ると共に2020年東京オリンピック代表選考レースとなるマラソングランドチャンピオンシップ出場権を獲得した。
2018年北海道マラソンで優勝。
もともと5000mや10000mのトラックで活躍してる選手なんですけど、
2回目のフルマラソンで東京オリンピック内定ゲットとは驚きですね!!
まとめ
MGCで2位以内をゲットした選手の実績(特徴)をまとめました。
男子の場合は、前年の「びわ湖」や「福岡国際」で日本人トップまたは優勝した選手が内定をゲット。
女子の場合は、真夏に行われた「北海道マラソン」で優勝経験がある2人選手が内定をゲット。
ということが分かりました。
今後MGCがどうなるのか注目ですね!
まだ、MGCファイナルチャレンジ(残り1枠をかけて)が残ってますし、国内3大レースが楽しみです(^^♪