緊急放流しないとどうなるの?ダムが決壊すると恐ろしいことが!!
目次
各地で記録的な大雨になった「台風19号」。
場所にもよっては、年間の3~4割の降水量がたったの1日で降ったとも言われてます。
今回のニュースで気になったのが、緊急放流って言葉。
ダムがこれ以上水を蓄えられないときに行うそうです。
コンクリート造で丈夫そうに見えるダムですが、
限界があるってことですね。
ダムの詳しい解説は下記を参考にすると良さそうです。
ダムが放流したら下流は急激に増水して、
下流付近の住民はいっそう危険が増しますよね。
放流なんかしない方がいいんじゃないの?
って思った方もいらっしゃるでしょう。
さきほども書きましたが、
ダムもキャパシティを超えると決壊の恐れがあるわけです。
放流やむなし!
というわけで、
実際にダムが決壊した事故をググってみました。
サウスフォーク・ダム崩壊事故(1889年)
アメリカでのダム事故。
高さ約22m、長さ約275mのサウスフォーク・ダムは、建設当初から不備が問題となっていたが、 この日の豪雨で崩壊。2000万tの水が時速約64kmで流れ出し、 2209人が死亡するなど下流のジョンズタウンに甚大な被害をもたらした。 |
ジョンズタウン洪水-Wikipediaより
決壊というか崩壊なんですけど、甚大な被害だったことが分かります。
古いダムは怖いですね。
日本の古いダムは大丈夫なのかな?
ブルマジーニョ尾鉱ダム決壊事故(2019年)
ブラジルでのダム決壊事故。
水ではなく尾鉱蓄えてたダムのようですが、大惨事の事故です。
ブルマジーニョ尾鉱ダム決壊事故 (葡: Rompimento de barragem em Brumadinho) は 2019年1月25日にブラジルのミナスジェライス州ブルマジーニョで鉄鉱石の尾鉱を蓄えていたダムが決壊した事故である。 このダムは資源大手のヴァーレが所有していたが、 同社のダムは2015年にも同様の事故 (ベント・ロドリゲス尾鉱ダム決壊事故) を起こしている。 第一ダム (Barragem I) から流出した泥流が下流の街を覆い、死者134人、行方不明者199人の惨事となった。 |
セーピアン・セーナムノイダム決壊事故(2018年)
ラオスで起きたダム決壊事故です。
セーピアン・セーナムノイ副ダム決壊事故(ເຫດການຄູກັ້ນນ້ຳເຂື່ອນໄຟຟ້າເຊປຽນ-ເຊນ້ຳນ້ອຍແຕກ)は、 2018年7月23日18時頃にラオスのチャムパサック県パクソン郡のホアイマクチャン川、セーピアン川、セーナムノイ川に建設中であったセーピアン・セーナムノイダムの副ダム(D)が決壊した事故である。 セーピアン川へと大量の貯水が一気に流出したことでアタプー県サナームサイ郡の下流域にあたるセーピアン川沿いおよびセコング川沿いの少なくとも19村(マイ村、ヒンラート村、サノングタイ村、ターセンチャン村、タモーニョート村、ターヒンタイ村、ターボック村等)の2657世帯、14108人(女性7705人)が被害を受け、42名が死亡した。 |
セーピアン・セーナムノイダム決壊事故-Wikipediaより
幌内ダム決壊事故(1941年)
北海道で起きたダム決壊事故です。
ダムは翌1939年1月より着工され、翌1940年(昭和15年)12月にわずか1年11ヶ月という工期で本体が完成する。しかし完成直前、発電所の運用開始前に行われる検査の直前に発電所施設が火災事故を起こして運用は延期。復旧工事を実施し翌1941年5月に施設は修復され、今度こそ運用が開始される手はずとなっていた。 ところが、再度の発電所施設事前点検が行われる直前の1941年6月6日、幌内川流域を集中豪雨が襲った。ダムは幌内川の下流に建設されており流域面積の大半はダムより上流であった。このため上流の広範囲に降った豪雨は一挙にダム湖へ押し寄せたが、同時におびただしい流木もダム湖に流入した。それら流木はダム中央部にあるゲートに大量に漂着したためダムは放流機能を喪失、行き場を失った洪水はダム本体より越流を開始、遂に6月6日午前9時30分頃ダム本体中央部が水圧に耐え切れず崩壊を開始し、決壊。ダム湖の水は濁流となって下流にある現在の雄武町幌内集落に押し寄せた。幌内集落では32戸が濁流によって家屋流失の被害を受け、死者60名・罹災者220名という大惨事をひき起こすに至る。 |
まとめ
ダムは限界に達する前に放流する必要があることがわかりました。
地球温暖化で過去に例を見ないような大雨が降ることが多くなってます。
もう安全なところがどんどん少なくなってきてるような(>_<)
高台に住むしかないのかな・・・。